この琉金、実は「転覆病」でした
ここ最近、ずっと沼のような視界の悪い青水で飼育していた琉金。
水槽の横から観ていても金魚が近くまで来てくれないとよく見えない状態。
(飼っている意味あるのだろうか?とたまに思う)
天気も良かったので、水換えついでに透明な水に入れての撮影会。
本人も久しぶりの透明な水にびっくりしている様子です。
昔、転覆病で右側が常に水から浮いてしまっていたこの子。
その後遺症か尾びれの右側が常に丸まってます。
しかし転覆病を克服した強い子なのです。
金魚の大きさと寿命
この金魚は、2年前に養魚場さんから買ってきました。
買ってきてから大きさはほとんど変わっていません。
あまり餌を与えず、水草をメインに育てているためです。
金魚だけの話ではないですが、生き物というのはたくさん食べて大きく太れば太るほど短命です。
なのでよく大会で賞をとるような立派ならんちゅうは早く大きくなるよう育てるので、基本、長生きはしません。
(夜間も餌を食べ続けるよう、ライトを当てて飼育する方もいるそうです)
大きく太らせ、見栄えを良くする飼育法と、長生きさせる飼育法は全く真逆ということです。
私は、この子には1日でも健康に長く生きて欲しいと思っているので必要以上の餌は与えずゆっくり育てています。
一度は死にかけた命、病気を克服するだけの力があったこの金魚をもう二度と病気にはさせたくないと思っています。
話は逸れましたが、転覆病を直した方法。
それは「餌」です。
餌の種類
この子はお腹が弱い子なので、たんぱく質の低い=消化に良い餌を与えています。
週に1〜2回、ほんのひとつまみです。
金魚の餌のタンパク質ですが、
私はおおよそ20%〜30%のものを低タンパク。
おおよそ40%代のものを高タンパクと判断しています。
以前は高タンパクな餌を与えていたのですが、転覆病を発症したため低タンパクな餌に変更したところ、みるみるうちに治っていきました。
餌の酸化
転覆病になる原因の一つとして餌の酸化があります。
餌は、袋を開けた瞬間から空気にさらされ「酸化」が始まります。
酸化した餌は金魚の体に良くなく、転覆病の原因にもなります。
ですので餌を開けたら短期間で使いきれる量だけ、密閉できる容器に入れて水槽の側に置きます。
小さなタッパーやジップロックで構いません。
どちらも百円均一で手に入れることが出来ます。
残りの餌はしっかりガムテープなどで密閉して冷暗所に保管します。
こうすることで餌の酸化を極力防ぎます。
本当は餌を開封してから6ヶ月で使いきるのが理想なのですが、飼育している金魚の数が少ないとなかなか期間内に使い切ることは出来ません。
タッパー内の餌がなくなって、新しく餌を補充する時に
今までの餌としまっておいた餌との色の違いにきっとビックリします。
また、たまにあげる赤虫やイトミミズのフリーズドライされた餌は、冷凍庫に保存しています。
家族が冷凍庫を開けてびっくりします。
こちらの餌に変えてから、消化が良くなったせいか金魚の転覆病が治りました!
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